『ロシアは近いようで遠い国』、帰国後にこう表現した私であるが、ロシア料理についてはどうであろうか?
実は料理についても、同感だったのである。
なぜか?
それは、日本だとあまりロシア料理に触れることがなく、現地で食したロシア料理は元々イメージしていなかったものが多かったからである。
そんな、我々日本人にとっては馴染みの薄いロシア料理であるが、私の感じた特徴を二文で表現するとこうなる。
『西欧料理がベースだが、中央アジアの影響を多分に受け、北方の海の幸、内陸のきのこ類を多用。そして、味付けにはロシア独自のスメタナ(サワークリーム)が随所に多用されている』
分かったような、分からないような気がするが、具体的な料理を紹介し、上記の意味をご理解頂くことにしよう。
まずは日本でもメジャーな料理から。
①ピロシキ
これは名前はよく聞くが、食べたことのない人が多いのではないであろうか。西欧のパンに、中華まんの中身が入っていると考えれば分かりやすい。
なので、中身は豚肉だったり、牛肉だったりする。
②ボルシチ
ロシアで『ボルシチ』と言っても通じない。『ボッシュ』と発音すると、オーダーできたものである。
スープの赤色は『ビーツ』という赤カブの色である。
スープ自体はブイヨンとお酢の味が強く、スープの味は店により随分と異なった。
主観ですが、高級な店ほど、ブイヨンが効いて、安い店ほど、お酢の味が濃かったような気がしますね。
スープには、ロシアの料理によく付いてくるスメタナ(サワークリーム)が載っており、スープに溶かすとスープの色が赤からピンク色に変わるので、とても綺麗であった。
ちなみにロシアの大概のスープ(ボルシチ含む)には、パセリに似たイノンド(英名:ディル)と言われるセリ科の植物が振りかかっています。
イノンドは中央アジアや東欧(ブルガリアなど)でもよく見られ、スープにまぶすと、ビジュアルでスープが締まる気がするのである。僕はこのイノンドが好きなのですが、日本だと入手が難しいです。
③ヴィニグレート
ボルシチの赤色の元『ビート』(赤カブ)のサラダ。これを食べているとボルシチの赤を思い出し、ああ、ロシアに来たのだな、と感じてしまう。
④ペリメニ
単なる水餃子なのだが、何と、これにもロシアお得意のスメタナ(サワークリーム)をかけて食べるのである。
餃子には醤油だろ、と思ってしまうが、スメタナをかけて食べると意外に合うので驚く!
ロシアのペリメニ(水餃子)がモンゴルに伝わり、中国に広まったというのを聞いたことがあるが、そういう意味では餃子の元祖なのかも?!
と、今回はロシア料理でもメジャーなものを紹介してみました。
次回は中央アジアから来た料理(プロフなど)や、ロシア料理の王様、ビーフストロガノフの食べ歩き記を紹介します。
































